「全部…ね……嘘だったんだって。」 「どういうこと…?」 「住所も電話番号も…名前も………全て嘘だったんだ。」 「そんな…」 朔真はあたしにも嘘をついてた? 誕生日も 好きだよ、って言ってくれたことも 数少ない朔真の思い出も 全て嘘だったのかな……? 「朔真…っ」 もう一度だけ会えるのなら 迷わずあたしは言います。 「こちらこそありがとう。…大好きでした。」 いつかきっと そう笑顔で貴方に言える日が来ると信じているから。