「…銀とかっつんじゃん」
……銀?
……かっつん?
もしかして―――
「俺たちと小さい頃あそんでくれてたあの銀とかっつん!?」
「あぁ」
「もち!」
わぁ~~………
本当に久しぶりだな…
銀とかっつんは、母親がいなかった俺たちの世話をしてくれた親父の族の奴。
銀はいつも冷静で淡々としていて、特に喧嘩の時なんかの判断力には昔から憧れていたし、親父の立派な右腕と言っても過言ではないほど!
かっつんは普段は明るくていい奴なんだけど、キレたらマジ怖いんだよな…
―――ま、かっつんの強さはそこにあるんだけどな…(笑)
(言うの忘れていたと思いますが、藍香の家は激強として知られる極道一家『南組』です。
なので藍香たちの親父(?)は南組の総長です
当然藍香は南組の跡取りです。 by作者)
「恭華、サンキュー!
俺たちのために知り合いが担任のクラスにしてくれたんだろ?」
「ええ、そうよ
ただでさえ紅蘭がいるからさ、担任くらいは気軽に話せる人の方がいいでしょ?」
恭華様…
ありがとうございます!!!!
感謝してもしきれない!

