「闘う意味? そんなの紅蘭の為、 総長の為…… 自分の為に決まってるじゃないか!!」 「ほぅ…… 自分の為、か いいんじゃねぇか?」 「え…………」 流星は藍香の応えに驚いたのか、目を見開いている 『クスッ』 青夜と蒼夜は軽く笑った 「確かに自分は大切だ 他人を守るのが大切とか言っているやつもいるが、自分がいないと守りたいものも守れねぇだろ? 自分を犠牲にしてその守りてぇ物を守りたいなら 最後まで諦めるな」