「やべっ……!!」
かつら、とれた…!!
幸い、遥都は寝ぼけているから
気付かれない内になんとかしないと……
「ん……
藍夜?
髪長い……
藍夜って女なの……?」
………!?
ぎゃ───!!
気付かれた!!
「焦ってる……
可愛い♪」
そう言って自分の唇を舐める遥都……
なんか、イヤラシイ!!
遥都がエロい!!
なんですか!?
この変態ちっくな生き物は!?
「女の子なら問題ないよね?」
……
なにが?
何か企んでいるような笑みを浮かべてさらに近づいてくる遥都───
その時、
自分が何をされているか
一瞬わからなかった……

