不思議なオーラを放つ間宮翔太はその不思議なパワーで俺の心を軽くしてくれた。
お前に出逢って良かったって思うよ。
「ちょっと俊介。お前さ、ちょっとは助けようとは思わないわけ?」
翔太と星の話で盛り上がっているとどこからか声が聞こえてきた。
右上に視線を向けるとそこにはあからさまに不機嫌な渓斗がいた。
「助けようと思ったけど無理だと思ってさ。どうだった?」
「それ聞く?大変だったに決まってるだろ。どれだけの人とアドレス交換したか…」
「へぇ、珍しい。でも返信しないだろ?」
「当たり前。恋愛なんか興味ないし…」
渓斗の言葉にハッとあることに気づく俺。
そうだった…目の前には翔太がいたんだ。
渓斗がいなければ女子の注目の的は自分だと思っていた翔太。渓斗の言葉を聞いた翔太はますます渓斗が気に入らないんじゃ…
マズイ。
ちらりと翔太を見ると翔太は渓斗をじーっと見つめていた。


