星柄に妙な親近感が沸いた。
もしかしたら星好きなのかな?
「星好きなの?」
「ん?星?好きだよ。ほらここも星」
翔太は髪の毛を上げて耳を見せてくる。
そこには軟骨の部分に星のピアスがはめられていた。
「俺も、耳に星のピアスつけてるよ」
こう言って左耳を翔太に見せると彼は笑って「お揃いじゃん」と言った。
星好きがこんなにも近くにいたなんて…
ちょっと感動してしまった。
「あの言葉知ってるか?」
翔太に質問をすると、彼はさらに眩しい笑顔で俺を見た。
「それって流れ星の話?」
「そうそれ!!流れ星は誰かの願いが叶うときに流れるって話!!」
「知ってる!!昔友達に教えてもらったんだ!!」
翔太、ごめんな。
関わりたくないとか言って。
この話が通じる人と初めて出逢った。
「これからよろしくな、翔太」
「俊介はそれ以上かっこよくならないでよ。僕が目立たなくなっちゃうから」
その日から俺と翔太は友達となった。


