夜空に咲く僕たちの願い



落ち着いた深緑色をした…




「あ、生徒手帳だ…」



そうそれは生徒手帳だった。
まだ真新しい。
学校名を見ると俺が通う学校名だった。
中を見ると落とした人の顔写真と1年C組と藤原満里奈(ふじわら まりな)と記載されていた。



「藤原…満里奈…」



再び顔写真を見ると緊張しているのか上手く笑えていない彼女がいた。
長い黒髪にぱっちりとした瞳。黒髪のせいか肌がやけに白く見える。




「俊介ー!何してるのー?電車くるよー?」




「あ…うん!今行く!」




この子も新入生なのだろう。
名前とクラスが分かっているからあとで渡せばいいか。
俺はカバンにそれを入れて瑠花と渓斗のいる場所まで走った。



「もう!何してたのよ?」




不機嫌そうな顔を浮かべる瑠花。
俺は平謝りをし、電車が来るのを待つ。




お前は何も分かっていないんだろ?
お前のせいで体が熱くなってること。