…僕たちの願いはこれで終わりではなかった。
まだ続きがあったのだった。
瑠花と別れ、俺たちは恋人から幼なじみと変わった。
春になり始めるくらい、俺は都内のプラネタリウムでバイトするようになった。
瑠花から少しずつ離れようとするためだった。
俺が近くにいたら瑠花は自由に恋愛できないと思ったからだ。
そしてある春の日。
秘められていた真実を聞くこととなる。
俺は翔太を屋上に呼び出した。ようやくあのクリスマスの宿泊費を返せるようになったからだ。
春風の靡く屋上で俺は翔太を待つ。
すると古びたドアから嫌な音がし、振り返ると翔太がいた。
最近翔太は彼女ができたらしい。
一目惚れしたんだってさ。
どうやら満里奈のことは諦めたようだ。
それもそうか、満里奈と修平は超がつくくらいラブラブだからだ。
「翔太、やっと返せる日が来たよ。今まで悪かったな」
そう言って茶封筒を翔太に差し出す。
でもそれを翔太は受け取ってはくれなかった。
「…僕…隠してたことがあるんだ。」
「…え?」


