夜空に咲く僕たちの願い



星のピンキーリングをはめてそれを軽く優しく撫でる瑠花。
その横顔を見ていたらあの信じたくもない真実を忘れいた。
このまま二人でどこかに行きたい。
でも俺にはそんな勇気もなければ財力も権力も何も無かった。まだ人間としては未熟すぎる。完成できてない人間に付いていくほど瑠花にはそこまでの根性は無いだろう。
だけど言ってみたら、意外と「付いていく」という答えが返ってくるかもしれない。
ほんのわずかな可能性だけど。




「瑠花、おいで」



俺はベッドをぽんぽんと叩く。




「え?」




「一緒に寝よう」




俺はオレンジ色のベッドライトを消して、部屋の明るさを月の光だけにした。
カーテンから射し込む光の具合が丁度よく、瑠花の姿をちゃんと捕らえることが出来る。



瑠花は素直に俺の横にきた。
そして俺は瑠花を抱き寄せる。その瞬間二人の鼓動が一致した。
とくん、からどくんと音が変わる。



そして目を合わせて互いを意識し合うように唇を合わせた。