夜空に咲く僕たちの願い




俺はこのだだっ広い浴槽で冷えた体を温める。
真っ白な風呂場に立ち込める湯気が同化していく。
コポコポと溢れる泡を両手ですくい、ふっと息を吹き掛けた。極めの細かい泡は肌触りがよく、雲を連想させた。


このままだとのぼせてしまう。ったく瑠花の奴何やってるんだよ。
「先に入ってて」って言ったのは瑠花の方じゃないか。



瑠花の言葉通り、俺は瑠花とお風呂に入ることとなった。
小さい頃はよく一緒に入った記憶があるけれどそれとは訳が違う。
やばい、緊張する。


顔を半分湯船につけると、ドアがゆっくりと開いた。
現れたのはバスタオル一枚の瑠花の姿。
露出される鎖骨が色っぽさを出す。
俺は瑠花から視線を反らした。



「目つぶってて。あんまり見られたくないから」




だったら「入る」なんて言わなくてもいいのに。
俺は目を閉じて瑠花が浴槽に入るのを待った。
ちゃぷんという音にすら反応してしまう。




「…いいよ」



すると瑠花はそう言う。
ゆっくりと視線を瑠花の方に向けると瑠花は髪の毛をアップにし、顔をさらに真っ赤にしていた。




「バスタオルは着用してもいいよね?」なんて言うものだから笑って許すしかない。
今日だけだからね。
いつかキミの全てを見せてよ。