「瑠花、お風呂にしよ。お風呂入ったら渡したいものがあるんだ」
そう言って明日着る服を準備する。
カバンの中からお風呂セットを取りだし、瑠花を見ると瑠花は呆然と立ちすくんでいた。
「どうかした?」
「いっ…一緒に入るの?」
「へ??」
何をいきなり言い出すんだ。
誰がいつ一緒に入ると言ったんだよ。
あぁだから顔が真っ赤なんだな。
まぁ入って欲しいって言うなら入ってあげてもいいけど?
にやりと笑い瑠花を見る。
「なに?一緒に入りたかったの?」
「ばっ…ばかじゃないの!誰が…」
瑠花は恥ずかしくなったのか俺に背中を向けた。
俺は瑠花に近づき後ろから抱きしめる。
触れた瞬間感じた。
瑠花の心臓の音。
かなり速く動いていた。
「…瑠花がいいなら入ってあげてもいいけど?」
「うっうるさい!泡風呂だったらいいけど透明は嫌!」
なんだよ、それ。
遠回しに言ったら「入りたい」じゃないか。
俺は瑠花を連れて風呂場に向かう。
そこは想像以上に広く、そして浴槽から溢れるのは白い泡だった。
それを見た瞬間の瑠花はさらに顔を真っ赤にしていた。


