流れ星を見たとき、嬉しさもあったけれどそれと同じくらい悲しさもあった。
儚く消えていく流れ星が俺たちの恋を表してくれているようで。
心の中でひっそりと泣いた。
しばらく星を見上げ、寒くなり始めた頃、白石さんにお礼を言い、天文台をあとにした。
部屋に向かう途中、俺たちの間には会話がなかったがそれが妙に落ち着いた。
先ほど見た壮大な星空の余韻を個々で感じていたのだろう。
鍵を射し込み緑ランプを確認して部屋に入る。
部屋入ると同時に電気がついた。
荷物はすでに運ばれており、それは整列されて置いてあった。
部屋を見渡すとまたもや言葉を無くしてしまう。
理由はその部屋があまりにも綺麗だったからだ。
「…なんだこの部屋」
「すごーい!広ーい!ベッドも広ーい!ベランダも!何これー!」
瑠花ははしゃぎながら部屋中を駆け回る。
天井はあのフロントを思い出すような作りになっていた。
だが部屋にいたのは天使ではなく、月と太陽だった。
白石さんの遊び心が伺える部屋だった。


