白石さんの言われた通り俺たちはレストランを利用した。
やはりここでも驚くことが多数あった。
出てくる料理が“素晴らしい”の一言。
一つ一つが丁寧でそして綺麗で料理にシェフの魂が込もっているようだった。
そして何より美味しかった。
瑠花と何度も「おいしい!」と言っていた。
恥ずかしさなんてそんなものは捨てた。
デザートまでしっかり堪能し、天文台に向かった。
天文台に向かうエレベーターの中で瑠花はこう俺に呟いた。
「俊介…どうしてここに連れてきてくれたの?」
「瑠花に星を見せたかったから。瑠花が喜んでくれるんじゃないかなって思って。瑠花の喜ぶ顔が見せたかったんだ」
零れる笑み。
自分で言って少し恥ずかしくなった。
瑠花といるときはあのことは忘れよう。
一瞬一瞬を大切にしよう。
キミが隣にいるという温もりを消えないように、刻みつけていく。


