夜空に咲く僕たちの願い




ペンションまでは翔太の言った通りあまり遠くはなかった。
だけどそのあまりにもバカでかい敷地に驚いてしまう。
ライトアップする洋館建てのペンションがお洒落に見える。
俺は終始口が開けっ放しだった。
きっと瑠花もだろう。




「到着。キミたちの部屋は5階の509号室ね。それとレストランは“Uranometria”っていう場所ね。天文台は最上階にあるよ。そこで待ってるね」



俺たちにそう告げて白石さんは乗ってきた高級車をどこかへ停めに行った。
俺たちはフロントに荷物を預けてレストランに向かう。




「ねぇ、こんな高級なホテル初めて来たんだけど…」



耳元で囁くように瑠花は言う。正直俺もびびっている。
何せホームページで見たときより遥かに想像と違っていたからだ。
さすが会員制。
フロントの中央には噴水があり、天井を見上げると虹の架かった空に天使が描かれていた。



翔太って改めて思うが本当に金持ちなんだな。