「無事に会えて良かったよ。さぁ乗って!」
白石さんはそう言って俺と瑠花を車へ誘導してくれた。
某自動車会社の高級車。
やはり内蔵も素晴らしかった。
左ハンドルのそれを上手く操る白石さんがかっこよく見える。
「今日はわざわざありがとう。夕飯は済ませてきたかな?まだだったらレストランを利用してね。翔太くんからの頼みで二人にいい想い出を作ってあげてって言われてさ。出来ることなら協力するよ」
「あの、天文台って使えますか?どうしても星を見たいんです」
「星?」
隣にいる瑠花は俺の発言に首を傾げていた。
もうすぐ分かるから待っていて。
キミはきっと喜ぶだろうから。
「天文台では僕が星について説明するよ。夕飯が終わったら天文台においで。見たことのない星を見せてあげる」
白石さんは優しく微笑み
車をペンションまで走らせた。


