キミを失うくらいなら死んだ方がマシだと強く思っていた。
「お待たせ、待った?」
「今来たところだよ」
瑠花は笑顔で乱れた髪の毛を直しながらこう言った。
手に持つ手提げカバンが重そうだ。
一泊するだけなのになぜそんなにも荷物が必要なのだろう。
あぁ女の子はいろいろ準備があるもんね。
俺は瑠花のカバンをひょいっと持ち改札口に向かう。
「え、俊介!瑠花の荷物重たいよ?」
うん、重たいね。
持った瞬間ちょっと後悔したよ。
なんてね、嘘。
これくらい彼氏なのだからさせてよ。
ずっと憧れてたんだから。
「瑠花の分まで持ちたいんだ。切符は買ってあるからついてきてね。はぐれたら置いていくよ」
「捜したりしてくれないの?」
「しないよ。はぐれた方が悪い」
笑いながらこう言うと瑠花は「ひどい」と頬を膨らます。
だけどすぐに笑顔になり楽しんでいるようだった。


