夜空に咲く僕たちの願い



俺はパソコンから離れ、ベッドに寝転ぶ。
はぁ…と天井に向けて溜め息を溢すとそれを天井は全て吸いとってくれた。



俺にもう少しお金があれば。
自分の儚さに押し潰されそうになった。

瑠花と恋人となって初めてのクリスマス。
プレゼントは用意したけれど渡す場所が整っていなかった。
どうしてもあのペンションで渡したい。
星を眺めて。


でも肝心なことにそこは会員制。そして施設料金。
問題は山積みされていく。






…今思えば、あの時の俺は何をそんなに先走っていたのかなと思う。
早く大人になりたかったのか。
先走ってしまったから、あんなにも酷い悲劇が待っていたのだろうか。


何も焦ることはなかったのに。

俺は馬鹿で無力で脳無しだった。




「……行きたいな」




どこでもドアがあればいいのに、と何度も思ったことがある。ドラえもんはいいよな。
簡単に行きたい場所に行けるのだから。
誰かどこでもドアを発明してくれよ。