夜空に咲く僕たちの願い



指輪の値段は19000円。
妥当な値段…とは言えないが、ブランド名が付いているのだから仕方がない。


俺はデスクの二番目。
俺が勝手に名前を付けた金庫棚に手を伸ばした。
開けるとそこには縦長の箱がある。
そこに今までのお小遣いとお年玉が貯められていた。
その中を見ると、一万円が一枚と、5千円、そして千円札が数万あった。
これが宝箱だったらいいのに。寂しすぎる中身をみて自分の浪費癖にまた苛立った。



「なんとかあるな。」




かき集めたお金を数えると指輪の値段にギリキリ到達した。
それに安心した俺はネット注文のボタンを押す。
そしてすぐに“注文完了メール”が届き、予約番号も記載されていた。

あとはコンビニに行ってお金を支払うだけ。
クリスマス前には届くだろう。


瑠花…喜んでくれるかな。