楽しいクリスマス。
待ち遠しいクリスマス。
恋人と過ごす楽しいクリスマス。
…だけどそれは俺が勝手に描いた夢の話だった。
パソコンの電源を入れてインターネットを開いた。
やはりウェブ上のページもほとんどがクリスマスの特集ばかりだった。
俺は瑠花のクリスマスプレゼントを探す。
昨日見た雑誌に載っていたあの星の指輪がどうしても気になるのだ。
他のクリスマスプレゼントを見てもあれ以上に瑠花に似合うものはなかった。
良かった、ブランド名を覚えていて。
検索ワードに入力し、検索すると一発でその商品が出た。
嬉しいことにそれがネット販売をしていたのだ。
売られているお店がこの街から少し距離があるため、買いに行くのは困難だと思っていたが、これはラッキー。
すぐに注文…しようとしたが肝心なお金のことが脳裏に浮かんだ。
バイトも何もしていない俺が稼げる方法は二つ。
月々のお小遣いと、お年玉程度だ。
自分の情けなさに改めて苛立ちを覚えた。


