頭の奥と胸の奥が同時にズキンと唸った。
その瞬間、呼吸ができなくなり少し呼吸困難になりかけた。
瑠花の話によれば渓斗も今日学校を休むと言ってきたらしい。理由は体調不良だったみたいだが俺は嘘だと思った。
「ふーん。そっか。じゃあ瑠花は勉強頑張ってこいよな?」
「何それ!そう言うんだったら浮気でもしてやるんだから!ふんっ!」
瑠花は俺の裸足をローファーで思い切り踏んだ。
「いってぇ!!!」
うずくまる俺を見て鼻で笑い、足早にそこから離れる。
俺は痛む足を引きずり、ドアから顔を出し歩く瑠花の背中に「気をつけてな」と投げかけて家に入った。
踏まれた右足は赤くなっていた。
「アイツ本気で踏みやがったな…」
俺は右足を引きずりながら、パソコンの椅子にドカッと座った。
そしてそのまま電源を入れる。
気付いたら一週間後にはクリスマスがあった。


