隣にキミがいればそれで良かった。
隣にキミさえいてくれれば幸せだった。
16歳の子供すぎる勝手な願いだった。
「クリスマス、楽しいだね。プレゼント用意しなきゃ」
「あっ!瑠花、今日満里奈と放課後クリスマスプレゼントを探しに行くんだ!だから今日は一緒に帰れない。ごめんね。俊介、クリスマスプレゼント何がいい?」
…おいおい。
そういうのは本人に聞いちゃまずいだろ。
せめてサプライズにしてよ。
俺はそのつもりだったのに。
納得のいかない俺は意地悪をしてみる。
「欲しいものは瑠花かな?」
爽やかな笑顔とこの言葉をどうぞ受け取ってください。
胸に響きましたか?
響いた…ようですね。
瑠花…顔真っ赤だよ?
「…ばっかじゃないの」
どんどん耳まで赤くなっていく。
そんな瑠花の隣で俺は笑っていた。
俺も瑠花にプレゼントを買わなきゃ。
何がいいかな?
瑠花が今日出かけるのなら俺も見つからないように探しに行こう。
キミのためなら何だってできる気がする。


