そう俺が言うと瑠花は自然に目を閉じた。
そのあとは暗黙の了解。
近づく瑠花の唇に緊張しながらゆっくりと自分の唇を押し当てた。
その瞬間、巡っていた血液は更に速さを増していく。
瑠花を感じるように。
唇を離して目を開けると瑠花と目が合った。
瑠花の目が泳いでいる。
そんな姿も可愛いと思うのだ。
俺は小さく笑い、もう一度キスをする。
部屋に聞こえるのはDVDの音声のみ。
そこに加わるのは甘い吐息だけ。
瑠花を床に押し倒して何度も何度も、愛してると言葉を交わすようにキスをした。
やばい、止まらない。
そう気付いた頃にはエンドロールが流れていた。
結局最後まで観られなかった。
「…俊介…」
瑠花の甘い声を聞いた途端、ハッと今の状況に気付く。
唇を離して瑠花を真っ直ぐ見た。
そこには顔を真っ赤にした瑠花。
俺もその似たような顔になる。
「……今日はここまで」


