渓斗の言葉にただ頷くことしか出来なかった。
「分かった」と俺が言うと「それでいい」とまたあの笑顔で笑ってくれた。
この時の心の中の俺が「当たり前だろ。ずっと好きでいるに決まってるじゃん」と叫んでいた。
自信があったからこう言えたんだ。
渓斗に「瑠花に告白した言葉は?」や「瑠花になんて言われたの?」とか色々聞かれたけれど「秘密」と答えた。
このことは二人の秘密。
誰にも言わない。
秘密にしたら愛が深まりそうな気がするから。
悪いな、渓斗。
もうちょっと大人になったら話すからさ。
渓斗と話が終わったあと、部屋に入り母さんのところに向かった。
ずっと頭の中に残っていた。
血液型のこと。
今日は夜勤ではないと言っていたから家にいるはずだ。
靴を脱ぎ捨てて母さんの部屋に行く。
ゆっくりとドアを開ける。
そこは真っ暗な世界が広がっていた。
「…母さん?」
目が慣れてくると暗闇の部屋に母さんの姿がぽつり。
俺はそんな母さんの姿から目が離せなかった。


