渓斗には伝えておきたかった。だってずっと応援をしてくれてたから。
親友には何も隠さず全てを話したい。
今日あった出来事を話したら渓斗は喜んでくれるだろうか。
「良かったな!」と言って抱きしめてくれたのなら俺は涙を流すよ、たぶん。
「どうしたんだよ…渓斗。」
「いや、なんか俊介と話がしたくて?俊介も話があるんじゃないかなって思ってさ。」
「あ…うん。話が…ある。何で分かったんだよ?」
「テレパシーってやつじゃないですか?で、何かあった?」
渓斗は立ち上がり俺の顔を見た。
渓斗はずっとここにいたのだろうか。
ここにいたのなら瑠花に会ったはずだ。
瑠花と会ったのなら瑠花には聞かなかったのかな。
「さっき瑠花には会わなかったか?」
渓斗に近づきながら聞くと渓斗は首を横に振った。
「俺、今さっき家から出てきたばっかだし。だから会ってないよ」
「…そっか」
視線を足元に落とすと土で霞んだ星がたくさん散らばっていた。
瑠花に会っていたのなら簡単に話せると思ったのにな。


