胸に何かが刺さった。
矢かな?それともトゲ?
そんな顔でその台詞はないよ。可愛すぎてたまりません。
みるみるうちに顔が真っ赤になっていく。
体が暑い、手にも汗が滲んでいく。
「へぇ…そうだったんだ…」
何て答えを返したらいいのか迷う。
喜びたいけれどどうやって喜んでいいの?
こういうの慣れていないから誰か教えてくれます?
このまま照れてたって仕方がない。
反撃開始だ。
「でも!瑠花だって鈍感じゃん。俺が瑠花を好きだって知らなかっただろ?それに雅也くんのことだって!」
「雅也くんのことはちゃんと断ったもん。瑠花は好きな人がいるって言った。だから雅也くんとは何でもないよ。まさかヤキモチ?」
にやりと笑う瑠花。
反撃しようとしたのに敢えなく撃沈。
きっとこれから先、瑠花には敵わないのかもしれない。
でもいいや。
こうやって隣で笑っていてくれさえすれば俺は幸せだから。


