夜空に咲く僕たちの願い



まさか、翔太が満里奈をね。
ちょっと意外かも。
性格は似てないけど二人が持っているオーラはどこか似てるんだよな。



「翔太は言わないの?満里奈に」




「…まだ言わない。それにさ…」




赤く染まったのは一瞬で、次は悲しみの表情を見せる翔太。
忙しいヤツだなと心の中で思っていた。




「満里奈、付き合ってる人いるんだってさ」




「…え?まじで?」




「うん、そうやって満里奈から聞いた。誰かは教えてくれなかったけど」




「そうなんだ…知らなかった。満里奈に彼氏が…ね」




そう言ったあとちらりと翔太を見ると翔太は唇を噛みしめて何かに我慢していた。


悪いことを言ってしまった。
一番辛いのは翔太なのに…
でも俺は翔太のこと応援するから。




「翔太に協力するよ。だからそんな落ち込むな!これで俺たちの間に隠し事はないからな?」



翔太は小さく笑って「ありがとう」とそれ以上は言わなかった。
翔太の背中が悲しさで溢れている。



俺には何が出来るだろうか。