夜空に咲く僕たちの願い



昼休みが終わり、昼からの授業は教科担任の先生が休みのため自習だった。
渡されたプリントをやっているとき、ふとある事を思い出す。そしてシャーペンで翔太の背中をつついた。



「ん?なに?」




「そういえば、俺さ分かっちゃったんだよね。」




「…な、なにをです?」




「翔太の好きな人!」




周りに聞こえないくらいの小さな声で言うと翔太はかなり慌てていた。
「へ!?」と間抜けな声を出して。




「翔太ってすげぇ分かりやすいのな。」




「…誰か分かったの?本当に?」




「あぁ、この人だろ?」




俺はプリントを裏返しにし、シャーペンでその裏にある人の名前を書いた。
俺の書いた文字は“ま り な”

それを見た翔太の顔はみるみるうちに赤く染まっていった。

図星のようですね。




「……やっぱり?」




「…絶対言わないでください…」



ぺこっと頭を下げる翔太を見て俺は優越感に浸っていた。