やはり瑠花の言葉ひとつひとつに棘があった。
でも朝のせいで満里奈と話してないのは俺のせいではなくないか?
「…いや、それはですね…」
「本当に満里奈と付き合うの?」
口を尖らせてそっぽを向く瑠花が可愛くてたまらなかった。
このまま告白しようか?
でも今この状況で言っても説得力がまるで無い。
やはり目の前の誤解をといてからだよな。
そうしないとさらに瑠花は怒りそうだし…
「満里奈のこと考えてないの?」って逆ギレされて一生口を聞かずに終了する、というのが目に見えている。
俺は全力で否定をした。
手と首をを横に振って必死になる。
「あれ、嘘だから!勝手に満里奈が言っただけ!付き合うなんてないから!!それに…」
「本当?でも満里奈は真剣だったみたいだけど?あとそれに、何よ?」
ごくん、と唾を飲んでゆっくりと口を開けた。
「俺には好きな人がいるし…」


