夜空に咲く僕たちの願い




廊下に出ると不機嫌そうな瑠花がいた。
まだ怒っているの?
原因は何?
俺は瑠花が好きで、もしかしたら瑠花は誤解しているのかもしれない。
満里奈と俺が付き合うって。
そのことで怒っているのかな?
でもそれは瑠花にとって関係のないこと…だよな?

だって瑠花は俺のことなんかどうも思っていないようだし…


さっぱりだ、意味わかんない。


首を傾げていると瑠花がこちらを睨みつけた。




「ちょっと、話しいいかしら?」




「何ですか?」




「ここじゃゆっくり話せないから来て」




そう言われるままについていく俺。
行き着いた場所は中庭だった。
ベンチには仲良く昼食中のカップルが数組。
俺は“羨ましい”と見ながら瑠花についていった。



そして人気のない場所へ来て何をするかと思ったら事情聴取。
ガックリと肩を落としたのは言うまでもない。




「俊介のせいで朝から満里奈と喋ってないんだけど。お互い気を使っちゃってさ」