夜空に咲く僕たちの願い




その答えはお昼休みに分かった。

お昼休みになり、満里奈が俺たちの教室を訪れたとき。




「俊ちゃん、渓ちゃん、翔ちゃん、屋上行こう?」





「あぁ、行こっか」




返事をし、ちらりと翔太を見ると明らかに行動が変だった。
髪の毛の毛先を触り、終わったと思ったら次は指にはめられた指輪を付けたりはめたりしている。
人差し指のけろりんが不満そうに見えた。


も…しかして?




「あ!そうだ!翔ちゃん。今日の朝バッチリだったよ!練習のおかげだね!!」



満里奈はそう意味の分からないことを翔太に言っていた。
翔太は恥ずかしそうに、いや照れながら「良かったね」と言っていた。



やっぱりそうだ。
この鈍感な俺でも分かったぞ。


にやりと二人を見ているとき、廊下から俺を呼ぶ声が聞こえてきた。




「ちょっと、俊介。話しあるんだけど」





それはご機嫌ななめな瑠花だった。


朝、満里奈に言われた言葉を思い出す。



“誤解をといてね”




誤解…とくしかないですよね。


だって満里奈が言ったことは冗談で、俺は満里奈と付き合うことはないのだから。



俺は「よし」と意気込んで瑠花の元へと向かった。