白黒プリンスと囚われのメイドさま


 「ウソ付け!!」

 「信じて!!蓮君」

 「信じない!!」

 「蓮さま…落ち着いて」

 俺は蓮さまを嗜める。

 しかし…蓮さまの怒りはおさまらない。

 「蓮さまだって…川本をさんざん弄んだんでしょ?あなたに責める権利は有りません」

 「理人??」

 蓮さまは…目を丸くして俺を見つめる。


 「……川本を責める前に…自分のして来た考えて下さい…蓮さまは…川本だけじゃなく
女の子たちが…自分にホンキだって知っていて…かんけーを持ってきたんでしょ?
好きな女が出来たから…手を切る…そんなことが許されると思いますか?」


 「……」

 蓮さまは沈黙。

 「……ともかく、川本を責めないで下さい…」

 蓮さまは俺に背を向けた。

 そして、何も言わず出て行った。