「ごめん…広季」 渋川が俯いたまま言った。 「……言ってくれれば、ライバル宣言したのに」 「俺は…それが出来なかったんだよ!広季だから…ライバルとかになりたくなくて…」 渋川は涙目で言った。 「絶対二人の邪魔はしないから…でももし別れたら、容赦しねぇよ?」 渋川は笑った。 「わかった…でも別れないから♪」 俺も自信満々に言った。 「「じゃあ…行くか」」 俺らは田渕と有沢を捜しに言った。