「なるほど。お手洗いをお探しでしたか。お手洗いならこの廊下を真っ~直ぐ進んだ先にあります。更にその先に広間がありますので、多分そこで美味しい朝食が食べられると思いますよ」 そう言って少女は廊下の先を指差して、ニッコリと笑った。 「ありがとうございます!」 「いえいえ」 彼女にお礼を言って小さく頭を下げると、廊下を進んで行く。