あれは……誰の記憶だろうか。 その問いに、すぐに自分自身が答えを弾き出す。 あれはきっと……初代の巫女。 そして恐らくあれは鬼を封印し、結界にした時の光景だ。 それを思い出すと共に、どうしようも無い不安を感じる。 どうしてあそこに……魏戎が居たのだろうか。