「本当に……バレないの?」 その私の問いに、皆の視線が火伏さんに向けられた。 「大丈夫、大丈夫!!俺を信じろって!」 そう言って火伏さんは満面の笑みを浮かべる。 「さっきもそう言って、眞水の当主にバレバレだったけど?」 魅麗はため息交じりにそう呟くと、不機嫌そうに眉を顰めた。 「大丈夫だって言ってんだろ!!」 その自信満々な火伏さんの叫びに、皆は目を合わせて困った様に笑う。