「何をしている!!」 その怒声にビクリと身を竦めると、辺りに静寂が広がった。 皆一様に表情を凍り付かせて、私の後ろを見つめている。 その視線に促される様に、恐る恐る後ろを振り返ると、そこには……頭に包帯を巻いたままの土室さんがとても険しい顔をして立っていた。 「……生徒会長」 黄色クラスの生徒が怯えた様に瞳を揺らして小さく呟く。 「……生徒会長?」 そう微かに呟き首を傾げると、隣りに立っていた木住野さんが私の耳元に唇を寄せた。