「……お前の心に誓おう。俺達は決してお前を裏切らない」 魏戎がそう言って笑みを浮かべる。 それはとても優しく……息を呑むほどに綺麗な微笑み。 それに答える様に満面の笑みを返すと、三人の髪と瞳が元の銀色と赤に戻り、焼ける様な夕焼けの中で美しく揺れた。 「必ず結界を壊し、お前達一族さえも救って見せよう」 魏戎のその言葉に魅麗と瑠愧が小さく頷いた次の瞬間……後ろから誰かの気配を感じた。