火伏さんと土室さんは軽やかに舞い、次々に化け物を倒していく。 彼等が剣を振るう度に、化け物の断末魔が辺りに響き、そして消える。 「流石は当主達と言う事か。……しかし残念だな」 鬼の男はそれだけ言うと、次の瞬間、その姿を消した。 ……どこに…… そう思った瞬間、彼は土室さんの後ろに居た。 「……なっ!?」 土室さんの瞳が見開かれ、そして次の瞬間には、土室さんの体が吹き飛ばされた。