火伏さんと眞水さんが早足で歩いて行くその後ろを小走りで付いて行きながら……そっと後ろを振り返る。 しかしそこにはもう、小金井さんの姿は見えなかった。 ……二人の間に何があったのか。 そんな事を考えながら歩き続け校門を抜けると、眩しい太陽の光に照らされながら……灼熱のアスファルトの上を進んで行った。