「これ絶対に失くしちゃダメだよ」
「うん＊だって利香との宝物だもんね」
「それと、2人で遊ぶときは絶対につけようね」
「りょ～かい」
蝶が見守っている中で私達は約束をした＊
利香との大事な約束がまたひとつ増えた＊
あたしにとってこの髪留めは一生の宝物。今でも、この先ずっと。
「次どこ行こうか＊」
「えっと服みたいな～」
「そうだね＊」
ブラブラしていると、あの時利香が買ったワンピースのお店があった。
思わず立ち止まってしまった。
「利香＊このお店覚えてる?」
「うん＊あたしがワンピース買ったところだよね。あっ、んで姫奈が自分はワンピースに合わないからって、すごかったよね・・・笑」
「でも、あの時は利香が無理矢理着せようとするんだもん～」
「着ない姫奈が悪いって＊」
「そんな事内もん!!」
「じゃぁ今着てみる??」
私が返事もしないうちに利香は私の手を引いてお店に入っていった。
