その時、利香が「あっ」と大きな声を出した。

「何!?何かあったの?」

すると利香が嬉しそうに笑みを浮かべた。

「コレ!!!いいんじゃない?」

そこにあったのは、

丁度二つしか残っていない蝶の髪留め*

ピンク色と、水色。

「これ*可愛い*」

「丁度二つだしいいね*」

飴玉サイズだから前髪を止めたりしたら可愛いかもしれない。

「これにしよ!!」

私は水色、利香はピンク色を選んでレジへ*

買ってすぐに髪留めを付けた。

おそろいの物*親友の証*

私達は目を合わせてニコッと笑った。