princess~私の宝物~

何で私は病院にいるんだろう････。

昨日確か･･･。

誰かがここまで連れて来てくれたの?

【お母さん。誰がここまで連れてきてくれたの?】

【それは････。お母さんも分からない】

【え!?どういう事?】

【あのね･･･】

お母さんが話を続けようとした時、

ﾌﾟﾙﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

電話がなった。

【あっ少し待っててね】


お母さんは一階に降りて行った。


はぁ････。

何でだろう。何も考えられない。でも涙ばかりが溢れる。


君が今日も私に何もなかったように話掛けてくれる気がするのにね･･･。

どうしていないんだろう･･･。

君はどこに行ってしまったの?私を残して････。

涙が私の手にﾎﾟﾀﾎﾟﾀ落ちる。

声を押し殺して、立ち上がって、部屋の鍵をしめた。

そして色んな思いがわきあがって、泣き崩れた。