亮は、1ヶ月足らずでNo.1になった。
私達兄弟に苦労させないために…


私は、少しでも亮の為にと思い恭平の店キャバクラで働きたいと言いに言った。
恭平の家は、元々水商売の家系でキャバクラを数店舗経営している。
「亮知ってるのか?」


「知らないよ。でも少しでも助けたい…自分の学費ぐらい自分で稼ぐよ。」


そう言うと恭平は、頭をポンポン叩いてその日体入させてもらった。
初めて働いた。
(オヤジとかにたまに触られるけど…注意してくれるし、お金もいいから頑張ろう。)


軽い気持ちで働いた。
働き初めて佳奈とりなも働きたいと言ったので紹介した。



そんな3ヶ月たったある日ラクロスに亮が現れた。
恭平に亮は、
「恭平ふざけるな!なんで実夢が働いてんだよ!」そう言って私の腕を掴み店をでた。
恭平は、私達を追い掛けて亮の肩を掴み

「亮!!頑張り過ぎだろ?実夢にも助けて貰えよ!!葵だって心配してたぞ!?」



「実夢に仕事なんかさせられるかよ!!こんな世界を知るのは、俺だけで十分だ!!」



私を連れて帰宅した亮は、
「学校サボってなにしてんだ!俺が学費払ってやるから学校行け!!」


「やだ!!亮が無理してるの知ってるもん!亮を助けたいの!家族は、助け合うものでしょ!学校は、チャント行くよ!」



「俺が元通りにするから!言うこと聞け!」

「いやだ!!」
バシ!!!!



……………
その日初めて亮に顔を叩かれた。
私は、カバンを持って家を飛び出してりなの家に向かった。



りなは、理由は聞かなかった。
黙って休ませてくれた。