そして心臓に刺さった瞬間、王子様の胸から真っ赤でドロドロした液体が流れ出した。 嗚呼…私の心の中と同じ色… その真っ赤な雫を掬い上げ、彼女はその液体を自らの舌に絡めた。 そして、王子様がうめき声とともに目を覚まし彼女を見てこういった。 「アノ夜、僕を助けてくれたのは、君だった、んだね… 気づいてあげられなくて、ごめん…」 そう言って、王子様は彼女の長いブロンドの髪の毛自らの手でをすくとそっと息を引き取ったそうだ。 その後、彼女はなんともいえない悲しみに打ちひしがれ意を決したそうだ。