恋…焦がれて…。



「いつも偉そうな事言って…何がわかるっていうのよ!私はもう前の私とは違うの!…もういい。そんな友達私いらない…」

千夏の目から涙がこぼれた
「柚子のバカ…もう知らない……」

そう言って柚子の前から走り去っていた

今の柚子には千夏の涙も見えないほどだった…

千夏の涙より自分の気持ちを理解してもらえないイライラでいっぱいだった…

その日を境に柚子はクラスでは一人だった…

しかし柚子は寂しくも何ともなかったそんな状態でも頭はまだ悠斗でいっぱいだった…―

そんな柚子への不満はクラスだけではとどまらなかった…

部活でも次第に話が出ていた…