「ふぅ……」 なんとか、一時離すことはできるか。 携帯をテーブルに置き、ソファーに座る。 すると、茂人がこちらへ向いた。 「どうするんすか、あいつ。」 そう。 美里は裕也のことが、気に入ってるみたいだし。 一体あの二人はどうやって出会ったのか…… 「大丈夫スよ。あいつは、俺がなんとかする。」 そう言って、遠くを見つめる茂人に感心してしまう。 そーとー惚れてるな……。 美里が女っていうことは、茂人だけが知ってるし。 なんて考え事をしていたら目の前にまじめな顔した茂人がいて……。