「とりあえず、過去のお話をしましょうか?」
「「「「「………。」」」」」
『…はい』
「昔話風に話しますね?」
「むかーし昔、ある国に個性豊かな王子たちがいました。その王子たちは人を信じれない王子でした。でも、その王子たちの前にとても美しい姫が現れました。最初、王子たちはその姫に対して冷たく当たりシカトばかりしていました。でも、姫は冷たく当たられてもめげずに王子たちの傍にずっと居ました。そのうち、1人ずつ姫に打ち解けていき段々と王子たちは美しく優しい姫のことが愛おしくなっていき、皆が姫のことを大切にしていました。だが、そこに女王たちが現れ姫の美しさが欲しくなり姫を誘拐しました。それを知った王子たちが立ち上がり姫を助けに女王たちの城に行くと、そこには姫の無惨な姿がありました。姫は女王たちに貞操をとられたショックで自害していた。………それを見た王子たちは悲しみ怒り狂い女王たちとの戦いを挑んだ。だが、その戦いは現世にもよる長い戦いになった。」
「つーわけだ…」
「「「「「………。」」」」」
『へぇ?そんなお伽話もあるんですね♪切ないお話ですね(゚ーÅ)ホロリ』
「だーかーら!!お伽話じゃねーつーの!!」
『いや〜、ありがとうございました。良い経験でした。それでは私は職員室に行かなくてはならないのでこれで………』
「ちょっ!!」
バタンッ
「なかなか信じてくれませんね…」
ガタン
「おや?どうしたんですか?」
「俺達も失礼します」
「おやおや☆そんなに焦らなくてもいいのに♪」
「いえ、それでは…」

