ナナカSide


『へ?私?』

「そうだよ!!姫は承諾したのかよ!?」

「郁人のいうとおりだ………というか…規則で決められているだろう?……プリンスやクイーン、プリンセスを決めるには3つのチェアの全員が承諾しなければならないと……」


「そうです。まず、ナナカさんが承諾していなければ最初っから無理ですよ??」

「せやせや!…姫さんだって嫌やろ?」

『………。』

「ん?姫さん?」

『あの〜?…私は姫じゃなくて姫城ですが。』

「省略してんやで♪…だって、そのほうがかわええやん?」

『はぁ』

「ふふ…プリンスの皆さんだって嬉しいでしょう?ずっと愛おしい姫君が一緒にいてくれるんですよ??……だって、ずっと捜していたのでしょう?…ふふ」


「てっめぇ、やっぱ許さねぇ……」

「まぁまぁ……それは嫌味ですか?クイーン」




なんだなんだ……
なんのお話?



ん?


…クスクスクスクス♪



あそこに座ってる男達は誰?

こっち見てクスクスと…
悪趣味な男達……







「あそこにいるのは、クイーンズだよ♪」

『へ?』

「ふふ…」

『???』