バッシィィィィィン


何かを叩く音と


「いってぇーっ」


羽琉の叫び声が倉庫内に響き渡った


「…っ何すんだよ、悠っ」


そう


さっきの何かを叩いた音の何かとは羽琉で


羽琉を叩いたのは悠だった


相当痛いのだろう


羽琉は叩かれた頭を抑えていて、目には涙が浮かんでいる


「…俺の話を聞かずに喧嘩するからだろ」


「なら恋も叩けよっ!」


「こいつは…よけた」


「つい、反射的に」


そう言ってペロッと舌を出し、ウインクをした私を見て羽琉はかおを赤くした


…怒ったのだろうか


なら、なんでみんなも…?


まぁ、いっか


考えるの面倒だしー