──決戦当日午後6:30


私たちは鬼龍の倉庫に集まっていた


「…おい」


眞たちと話し合いをしている途中、話しかけられて後ろを振り向くと


渋い顔をしている悠がいた


「…ん?」


「なんでお前らは特攻服着てねぇんだ?…持ってんだろ」


「…あぁ、それのことなんだけど」


そこで言葉を切って体を完全に悠のほうに向ける


「…私たち桜鬼はまだ世間に正体をバラすつもりはないの。…まぁ、このことが終わったら考えるけど。だから、まだ堂々と特攻服着て歩くわけにはいかない。…手を組んだことも秘密」